台風7号の災害復旧に11億 市が補正計上

2023年11月27日 のニュース

 京都府福知山市は、8月の台風7号で一部が崩落した、子どもたちの通学路になっている市道金屋阿良須線(大江町上野)などの災害復旧事業として、計11億6807万5千円を補正予算に計上した。12月1日に開会する12月議会に上程する。

 災害復旧は、護岸がえぐられた古地川(同町南三)など道路39カ所、河川37カ所、橋りょう・その他2カ所▽農地・農業用施設15カ所▽複数の林道・作業道といった災害復旧工事などにかかる7事業。

 大江町南三の才ノ神の藤公園に流入した土砂の撤去や藤の根の洗浄、8千トンを超える災害廃棄物の搬入を見込む市環境パーク(牧)での災害ごみの適正処理事業なども盛り込んでいる。災害復旧関連の事業費には財政調整基金から1億4945万1千円を繰り入れ、残高を31億7497万円とする見込み。

 このほか補正予算には、国が進める住民税非課税世帯への臨時特別給付金事業も盛り込んだ。

 地方創生臨時交付金66億9470万円を財源に、住民税非課税世帯、家計急変世帯に1世帯当たり7万円を支給する。全体で9350世帯を見込み、給付は3月上旬以降になる予定。

 このほか、来年6月に新園を開設する「おとのもり保育園」(市の谷)の改修費などの一部補助を通じた保育環境整備に1801万9千円、マイナンバーに関連するシステムの改修に1036万1千円、地方債の繰り上げ償還に5億円などを計上している。

 補正予算は計27億4204万9千円で、補正後の一般会計総額は514億6394万5千円となる。

 

写真(クリックで拡大)=子どもたちの通学路にもなっている市道金屋阿良須線(8月15日撮影)

8月の台風7号災害関係のニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。