災害関連死の予防策学ぶ研修会 福知山自主防災ネットワーク

2026年10月07日 のニュース

 福知山自主防災ネットワーク(仁張衛代表)は1日夜、京都府福知山市東羽合の市防災センターで会員等研修会を開いた。災害関連死についての講演があり、会員たちがその原因や予防策などを学んだ。

 会員や相談役、行政関係者ら約50人が参加。府中丹西保健所の阪倉長平所長が講師となって話した。

 災害関連死は地震、台風などの自然災害による建物の倒壊や津波などでの直接死ではなく、避難の途中や避難生活中に病気や身体的・精神的負担が原因で死亡することをいい、10年前の熊本地震では直接死(50人)を災害関連死(221人)が上回った状況を紹介した。

 要因として、持病の悪化やストレスによる身体の異常、不衛生な環境による体調悪化などを挙げ、発生場所は避難所が2割、高齢者施設・病院が3割、自宅・車中泊が4~5割あると述べ、車中泊はエコノミークラス症候群になる危険性があると説明した。

 災害関連死を防ぐ方法としては、非常食や持病の薬などを事前にしっかり備えた上で、避難生活中は手指の消毒やマスクの着用、こまめな水分補給を心掛け、栄養バランスの取れた食事をとる-などの注意点を話した。

 いざという時に役立つ備蓄食品についても説明。災害が発生してライフラインが回復するまで1週間以上かかることがあるため、家庭では最低3日~1週間の家族人数分の食料の備蓄が必要と述べ、普段から食料品や日用品を多めに購入し、使った分だけ補充する「ローリングストック」を推奨した。

 避難生活中は炭水化物を多く取りがちになることから、たんぱく質摂取とともに野菜からビタミン、ミネラルを取ることも大切とした。

 また避難行動支援者対策についても触れ、訓練をする場合は毎年同じ内容にならないようにして、さまざまな状況を想定した災害訓練を実施することが大事と呼びかけた。

 

写真(クリックで拡大)=講演に聴き入る参加者たち

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