住民の憩いの場が復活 大江町の飲食店「ほほほのほ」が再開
2026年09月26日 のニュース
経営の大槻さん 地元の二箇下で
京都府福知山市大江町河守で昨年9月末まで営業していた飲食店「ほほほのほ」が、経営者の地元の同町二箇下で復活した。住民たちの交流の場をつくろうと、再開を決意。すでに市内外から多くの人たちが集い、地域のにぎわいづくりに貢献している。
大槻富美子さん(76)=二箇下=が2018年、河守で「ほほほのほ」を開店した。河守周辺に一人暮らしの高齢者が多かったことから、健康に配慮した食事を提供し、高齢者の生活を少しでも支えたいと店を始めた。
店には連日、地域住民らが訪れ、食事を楽しみながら店主や客同士が語り合った。長時間過ごす人も多く、交流の場となっていた。
しかし、定休日は設けていたものの仕込みなどで毎日忙しく、体力面に不安を感じ、昨年9月末で閉店した。閉店後は移住者夫婦が店舗施設をそのまま使い、ネパール料理店を出店。スムーズに引き継ぐことができた。
大槻さんが暮らす二箇下では、婦人会が解散し、公民館活動もなくなった。次第に住民が交流する場が少なくなる中で、「みんなの憩いの場づくりのため、もう一度店をやってみよう」と決めた。
二箇下のグループ「TYM(とにかく・やって・みよう)にかしも」が毎週土曜日に地元で朝市を開いていて、朝市で販売する加工品を店で作りたいと考えていたことも、再開を後押しした。
以前の店を手伝っていた赤松恵さん(53)=同=に共同経営者になってもらい、復活の準備を進めた。
店舗は大槻さん宅からすぐ近くにある親戚の空き家(古民家)を活用。畳の間3部屋を客室にして、新しくカウンターも設け、25席を確保、9月3日にオープンした。
今はバラずし、ミニうどん、オムライス、ハンバーグなどを使った週替わりのランチセット、前店時代から人気のたまごホットサンド、地酒大鬼の酒粕を使ったチーズトースト、地元産の米と小豆のおはぎ、コーヒー、紅茶など多彩なメニューを提供している。
開店日時は木、金、土、日曜の午前11時~午後4時。前店の常連客や神戸、大阪など遠方から来る人もいるという。メニューの考案や調理などは2人で協力しあって切り盛りしている。
赤松さんは「忙しいですが、やりがいがある。2人で頑張っていきたい」。大槻さんは「ここに来ればおしゃべりができ、家にいるより面白いと言ってもらえるような店にしたい」と意気込んでいる。
写真上(クリックで拡大)=空き家の古民家を活用した店舗
写真下(クリックで拡大)=にぎわう店内








