コミカルで愛らしい妖怪がたくさん 鬼博で妖怪書家・逢香さん作品展
2026年11月02日 のニュース
京都府福知山市大江町佛性寺、日本の鬼の交流博物館(村上誠館長)で、妖怪書家、逢香さん=奈良県在住=の作品を集めた秋季特別展「書だ!妖怪だ!展」が開かれている。こっけいな妖怪を描いた絵や、書と絵を融合させた作品などが並び、来館者たちの目を引いている。
逢香さんは、書道教室を開いていた母親の指導で、6歳から書の世界へ。奈良教育大学書道科に入学後、変体仮名の授業を受けたことをきっかけに、伝統の奈良墨を使って、個性豊かな妖怪たちを描き始めた。2017年には「黒い妖怪ウォッチ」のキャラクターデザインとタイトルデザインを担当した。
鬼博での作品展は初めてで、絵や書、カルタ、絵馬など53点を出展している。
逢香さんの描く妖怪はコミカルで愛らしい。爪を切りそろえ、口紅を塗るしぐさの般若の絵には、「I am a woman(アイ・アム・ア・ウーマン)の英文を添えている。また、女性が履いた赤いハイヒールに踏みつけられて、あたふたする妖怪たちを描いた風刺画は「女って怖い」という題名を付け、人間と妖怪の力の対比を表現している。
風神が持つ袋からさまざまな書体が吹き出し、嵐のようになっている場面を描いた作品は、書と絵を融合させたユニークな画風に仕上がっている。
このほか、逢香さんが児童養護施設の子どもたちと一緒に制作した妖怪画も展示している。
村上館長は「伝統的な妖怪画を現代風に描いた作品は、どれもユニークで、見る人に勇気を与えてくれるので、ぜひ多くの人たちに見てもらいたい」と来館を呼びかけている。
12月6日まで展示。11月7日午後1時30分からは、逢香さんが来館しギャラリートークをする。開館時間は午前9時から午後5時(入館は同4時30分)まで。入館有料。月曜休館。問い合わせは鬼博、電話(56)1996へ。
写真(クリックで拡大)=作品の妖怪たちはどれも愛らしく描かれている








