AIと二人三脚で新アプリ 登山用などの3D地図開発 土師新町東平尾奨さん

2026年11月01日 のニュース

 これまで数々のスマートフォン向けアプリを開発してきた京都府福知山市土師新町東の平尾奨さん(78)が、新たに3D地図アプリを開発した。事前に地図データをダウンロードしておけば、電波の届かない場所でも山の起伏や標高差を確認でき、登山やハイキングなどのアウトドア用途に役立つ。無料。

 平尾さんは市内の高校で勤務した元英語教師。65歳で退職してから独学でアプリ制作を学び始め、地図や気象情報など、これまで計20種類以上のアプリを開発してきた。現在地から最寄りの道の駅を検索し、施設情報などを確認できるアプリは、16万人以上がインストールしたヒット作となった。

 もともと趣味の登山で使える便利な地図があればとアプリ開発を始めた平尾さん。2次元の地図アプリを多数手掛けた経験を生かし、腕試しのつもりで3年ほど前に3D地図アプリの開発に挑戦した。

 ところが、3次元の地図は立体的な地形の表現や視点の移動、遠近感の調整など、想像していた以上に難しく、開発は難航。一度は断念した。

 転機となったのは、今年の春ごろから活用し始めたAIツール。それまでプログラムのコードを自分で作成していたが、AIに助言を求めたり、コードの作成を依頼したりしながら開発を進め、約半年かけてアプリ「3D地図-オフライン地形&GPX軌跡」を完成させた。

 同アプリは地形を立体的に表示し、ルートの勾配や高低差などを直感的に把握できる。登山やツーリングの計画を立てる際に、ルートの状況を事前に確認できるほか、自分が歩いた道の軌跡を記録する機能も備える。

 平尾さんによると、完全無料でオフラインでも利用できる3D地図アプリはあまりないという。

 「自分だけでは難しかった部分も、AIと二人三脚で実現することができた」と手応えを語る平尾さん。「このアプリは自身の集大成とも考えています。今後もアップデートを重ね、より充実した内容にしたい」と意気込んでいる。

 アプリはAndroid端末で利用でき、アプリストア「グーグルプレイストア」からダウンロードできる。


写真(クリックで拡大)=3D地図アプリを開発した平尾さん

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