町内唯一の練り込み-今年も伝統の鳥毛回し 6日に大江町二俣で八朔祭り
2026年09月04日 のニュース
京都府福知山市大江町で6日、八朔祭りが営まれる。昔から各地で奴行列の練り込みがあり、鳥毛回しが披露されてきたが、住民の高齢化などでやめる地区が相次ぎ、今も続けているのは二俣地区だけ。今年も地元住民でつくる八朔祭礼保存会と自治会が中心となり、本番に向け準備を進めている。
大江では明暦4(1658)年夏に、大干ばつに見舞われたため、当時の河守郷13カ村で雨ごい祈願をしたところ雨が降り、これを機に練り込みが始まったとされる。
練り込みは、近年では二俣地区(二俣一~二俣三)のほか、天田内や内宮、佛性寺などでも行われていた。ところが少子高齢化、人口減などが原因で、鳥毛回しを担う奴のなり手らが少なくなり、練り込みはやめて、神事だけをする地区が増えた。
二俣地区でも、年々高齢化が進んでいるものの、3自治会合わせた人口が他地区に比べて多く、練り込みに参加するため都会から帰ってくる若者たちもいることから、伝統行事が絶えることなく続けられている。
これまで中止となったのは雨天とコロナ禍の年だけ。今年は奴のほか、太鼓屋台を引っ張る子どもたちや一緒に歩く住民ら総勢約70人が練り込みに参加する予定だという。
鳥毛回しをする奴は30代から60代までの8人。当日は午前7時ごろに、天田内の元伊勢外宮豊受大神社で鳥毛回しを奉納したあと地元に戻り、地区内約2キロを練り込む。途中8カ所で鳥毛回しをする。
鳥毛の長さは約3メートル、重さは約15キロあり、2人1組になり、空中に投げて受け渡しをしていく。本番に向け8月から練習に励んでいる。
保存会の岡垣喜昭会長(68)は「地元では、伝統行事なので絶やさず続けていこうという思いの人が多い。今後もこの祭りの素晴らしさを住民に伝え、できるだけ続けていければうれしい」と話している。
写真(クリックで拡大)=鳥毛回しの練習をする住民たち









