「未来探求プロジェクト」京都府内の高校生28人が獣害対策の現場学ぶ

2026年07月28日 のニュース

 人と野生鳥獣の関係を探求する「未来探求プロジェクト」に参加する、京都府内の高校生28人が26日、京都府福知山市大江町を訪れた。市の進める住民主体のICT(情報通信技術)獣害対策モデル地区の毛原と、三河の中丹有害鳥獣処理施設を見学し、地域の課題や現場の取り組みに学んだ。

同プロジェクトは、府や京都市、京都大学などでつくる「京都環境文化学術フォーラム」主催。昨年9月に京都市で実施された「KYOTO地球環境の殿堂 国際会議・未来会議」で、人と自然が共存、調和した未来へ向けて若者たちが行った「未来への宣言」を受け、実践へとつなぐプログラムとして企画した。

大江町河守中央の市役所大江支所で、福知山市鳥獣対策員の望月優さんらから、市内での獣害対策などの説明を受けた後、実際に現地へと出発した。

毛原では集落周辺を歩き、離れた所から現地の様子をスマートフォンで確認できるICT罠を見たり、住民から罠の使用感などの話を聞いた。続いて立ち寄った処理施設では、初めに望月さんが施設について解説。平日はフル稼働し、600度と1400度で2段階に分けて焼却をしていること、燃やした後の灰は牛海綿状脳症(BSE)予防の観点から有効活用が難しいことなどを伝えた。

高校生たちは真剣な表情で耳を傾け、焼却後の灰の保管庫、捕獲されたシカが保存されている冷凍庫などを見学した。最後は同支所に戻って振り返りをした。

京都市立開建高校2年の女子生徒は「京都市内に住んでいるので、獣害の現場を知って驚きました。問題を他人事と思わないことが大切で、解決策を考えたり、現状についての発信ができればと思いました」と話していた。

生徒たちは8月にも舞鶴市でフィールドワークをし、11月に京都市で予定されている国際シンポジウムで成果発表をする。 


写真(クリックで拡大)=有害鳥獣処理施設の冷凍庫を見学する生徒たち

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。