福知山公立大、地域政策への市民参加研究 学会の大会で最高評価得る

2026年07月28日 のニュース

全国の学生15組参加

 福知山公立大学地域経営学部、杉岡秀紀准教授のゼミに所属する3年生7人が、日本地域政策学会が主催する「第25回全国研究『北海道』大会」の学生ポスターセッション・学部生部門で最高評価の会長賞を受賞した。全国から15グループがエントリーするなか、研究内容や政策提言の実現性、デザインなどが高く評価された。

 研究大会は毎年、会場を変えながら全国各地で開催されており、今年は7月4、5両日に北海道大学で開かれた。

 ポスターセッションは、学生による地域政策研究の実践促進と質の向上などが目的。今年の募集テーマは「地域政策に関連するもの」で、公立大のほか、同志社、中京、高知、高崎経済などからもエントリーがあった。現地掲示とウェブ掲示が選択でき、公立大はウェブ掲示で参加した。

公共施設のこれから舞鶴市で現地調査

 発表したのは、小田垣凜さん、上田隆貴さん、産屋敷美冬さん、門永晋さん、高田智成さん、野崎祐晴さん、原井優花さん。ポスタータイトルは「公共施設マネジメントと市民参加~残す?無くす?誰が決める?~」。昨年度から取り組んでいる舞鶴市での公共施設マネジメントと市民参加に関する研究をまとめた。

 同市が開くワークショップに計9回参加した学生たちは、参加住民が高齢者や常連に偏る傾向があり、多様な市民の意見を十分に反映できていない可能性があることを問題点として指摘。その後のヒアリング調査などを踏まえ、市民の無作為抽出による参加者募集や地域とのつながりを持つ組織との協働といった政策を提言した。

 ポスターは2枚以下にまとめる必要があり、メンバー内で役割分担をして制作。内容を分かりやすく整理するとともに、色調を統一し、余白を効果的に使いながら写真やイラスト、グラフを配置するなど、見やすさにも工夫を凝らした。

 こうした地域に入り込んだ調査と実現可能性のある提言、多角的な調査方法やデザインなどを総合的に評価された結果、会長賞に選ばれた。

 リーダーを務めた小田垣さんは「継続して取り組んできた研究を外部の方々に見ていただくよい機会になった。みんなで協力して進めてきたものなので受賞はうれしく、今後の研究へのモチベーションにもつながります」と喜びを語った。

 ポスターは19日にあった公立大のオープンキャンパスでも紹介し、訪れた高校生や保護者の関心を集めた。 


写真(クリックで拡大)=作成したポスターを持つ産屋敷さん、小田垣さん、上田さん、野崎さん(左から)

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