熱中症の救急搬送、7月に入り前月の6倍近く 市消防本部が注意喚起

2026年07月29日 のニュース

 京都府福知山市内で熱中症による救急搬送が急増している。市消防本部によると、5月の集計開始から7月28日までに熱中症の疑いで搬送された人は計68人。このうち7月だけで52人に上り、前月と比べ6倍近くに増えた。市内では26日までに15日連続で猛暑日を記録するなど危険な暑さが続いており、同本部が対策の徹底を呼びかけている。

 搬送者は10代から90代までと幅広く、年代別では80代が18人で最も多かった。月別では5月が7人、6月が9人、7月が52人。発生場所は「住居」が23件と最多で、エアコンが設置されていても使用していなかったケースも目立った。

 同本部は、比較的涼しい日が続いた6月までから一転して気温が急上昇し、体が暑さに慣れる「暑熱順化」が十分でなかったことも急増の一因とみている。

 予防策としては、こまめな水分補給や適切な冷房の使用などを基本として挙げる。熱中症は午前10時から午後2時ごろに多く発生しており、気温が最も高くなる午後2時前後は特に注意が必要という。

 農作業や散歩、自治会での清掃や草刈りなどの屋外活動では危険な時間帯を避け、十分な休憩時間を設けることのほか、周囲に体調不良者がいないか気を配ることも大切だとしている。

 福知山消防署警防課の吉良正彦救急担当課長は「暑い時間帯はできるだけ涼しい環境で過ごし、寝る前も含めてこまめな水分補給を心掛けてほしい。めまいや頭痛、意識がもうろうとするなどの症状があれば、ためらわず救急車を呼んでいただければ」と話す。

 救急車を呼ぶべきか判断に迷った場合は、看護師らから受診の必要性や応急手当ての助言が24時間受けられる京都府救急電話相談窓口「#7119」の利用を勧めている。

 気象庁などによると、府北部では今後も厳しい暑さが続く見込みで、8月初旬にかけて40度近い気温となる日も予想されており、注意が必要となる。 

写真(クリックで拡大)=救急搬送が急増している

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