エンジンカッターで扉破る 解体予定の団地活用し消防と警察共同訓練
2026年05月20日 のニュース
福知山市消防本部と福知山警察署は18日、近く解体が予定されている京都府福知山市の市営向野団地で共同訓練をした。それぞれ15人ほどが参加し、エンジンカッターなどを使って扉を破り居室に進入する訓練や、現場指揮訓練に取り組み、有事の際の連携強化を図った。
同本部は通常の訓練施設では難しい実践的な活動を行うため、解体予定の建物があれば所有者の了承を得て訓練に活用している。今回は府警本部の警察官や機動隊員も参加した。
初めに、平屋建ての住居で、バールや専用器具を使って玄関ドアを開放する強制進入訓練を実施。てこの原理を利用した技術や開放時の注意点などを確認した。続いて別の4階建て住居に移り、エンジンカッターを使用した訓練を展開。金属製のドアでも素早く開放できるよう、ドアをたたいた際の音で内部の補強材の位置を見極め、切断箇所を判断する方法も実践した。
このほか、消防と警察が活動区域の分担や情報共有などを行う現場指揮所運営訓練も行い、実際の災害現場を想定しながら対応力向上を図った。
消防本部は25日まで団地を活用した訓練を続ける予定で、床や壁に穴を開けて、要救助者を救出する震災対応訓練や火災対応訓練なども行う。
福知山消防署警防課の高橋雅人課長は「普段はできない実践的な訓練ができる貴重な機会。実際の活動時にも生かせる、実りのあるものにしたい」とし、福知山署警備課の養覚勝也課長は「消防職員の高度な救助技術を直接見る機会にもなり、有意義な訓練だった」と話していた。
写真(クリックで拡大)=エンジンカッターでドアを破る消防職員









