希望制で18分団が競う 市消防操法大会 負担軽減へ運営改革
2026年06月30日 のニュース
団員不足や高齢化が進む中、活動の負担軽減を図るため出場方式を希望制に見直した第34回福知山市消防操法大会が28日、京都府福知山市夜久野町額田の夜久野町教育文化会館グラウンドで開かれた。市消防団(小谷晴昌団長、28分団1255人)の18分団が出場し、4人1組で小型ポンプ操法の技術を競った。
消防技術の向上と士気高揚などを目的に、市と府消防協会福知山支部が隔年で開いている。
市消防団では近年、団員数の減少や高齢化が課題となる中、団員が活動を続けやすい環境づくりを進めている。
操法大会は、技術向上や団員同士の連携を強化する重要な機会である一方、大会に向けた訓練は団員の負担となる側面もあった。特に人口減少が進む地域では、出場に向け苦慮する分団も少なくなかった。
前回大会では、全分団を対象に出場辞退を認めたが、今回は辞退を申し出る心理的負担を軽減するため、出場を希望する分団を募る方式に改めた。
出場しなかった分団については、団本部が大会前に各分団を視察し、必要な操法技術を備えているかを確認している。
階級制限を撤廃 柔軟な編成が可能に
また、今大会からは出場規定も変更した。これまでは実際の指揮系統を考慮し、指揮者を班長級以上、ほかの団員は指揮者以下の階級としていたが、この規定を撤廃。階級にとらわれず柔軟に出場者を編成できるようになったことから、選手選考の負担軽減にもつながった。
競技は防火水槽から給水し、ポンプで63メートル先の火災現場付近に送水し放水-という設定。ポンプへのホース接続からホース延長、放水までの一連の動作について、タイムや正確性などを競った。
団員たちは資機材を素早く操作し、力強い走りと正確な動きで鍛えた技術を披露。競技を終えると、応援に駆けつけた家族や関係者らから大きな拍手が送られた。
出場者4人全員が団員階級だった下六分団の吉良怜馬分団長(38)は「分団の人員減少で訓練機会も限られる中、階級の縛りがなくなったことで歴の浅い団員同士の編成が可能となり、良い経験の場になっていると思う」と話していた。
大正分団が優勝
審査の結果、大正分団が優勝、修斉分団が準優勝、佐賀分団が3位に入った。
優勝した大正分団は8月30日に京丹波町の府立丹波自然運動公園で開かれる府大会に福知山市代表として出場する。
個人の成績優秀者は次のみなさん。
【指揮者】山川雄一(大正分団)【1番員】田邉司(佐賀分団)【2番員】大田純(大正分団)【3番員】義江広(上川分団)
写真(クリックで拡大)=多くの人が見守る中、訓練の成果を発揮した









