参加者と運営の負担軽減 競技会進行をスマホで確認 運営経験もとにアプリ開発 岡ノ上町堀康人さん
2026年06月30日 のニュース
試合時間まちまち、会場を右往左往
ソフトテニスは同じコートで数試合から10試合以上が行われ、試合時間も10分程度で終わるものから30分以上かかるものまでさまざま。試合を控える選手や保護者は、試合の進行状況を確認するため、何度もコートや本部へ足を運ばなければならなかった。
一方、運営側も朝から欠席者の確認や組み合わせ表の修正に追われ、試合が始まると随時、結果を表計算ソフトにまとめ、会場に掲示したトーナメント表に手書きで反映するなど、多くの手間が必要だった。
堀さんは「大会運営は想像以上に大変でした。一方で『これはDXできるのでは』とも思った。大会関係者の方から『来年も手伝いよろしく』と言われた時、絶対にアプリを作ろうと決意しました」と笑って話す。
堀さんは電気通信工事などを手掛ける「ホリテック」の社長を務めるが、アプリ開発は専門外。それでも試行錯誤を重ねながら開発を進め、2024年5月にはアプリ開発・運営会社「LTI」を新たに設立した。
同年8月に開かれた全関西小学生ソフトテニス大会で試作版を初めて導入。その後も現場の声を反映しながら改良を重ね、今年4月から本格運用を開始した。
アプリ名は「MATCH ONE(マッチワン)」。会場内に掲示した二次元コードをスマートフォンで読み取るだけで、大会情報やトーナメント表、各コートの試合進行状況などをリアルタイムで確認できる。運営側も試合結果を入力するだけで情報を更新でき、進行管理の効率化につながる。
28日に猪崎の三段池科研電機テニスコートで開かれた「第57回テニスまつり」でも採用され、多くの保護者らがスマートフォンで試合の進行状況を確認する姿が見られた。
今後は大会主催者向けにサービスを展開する予定で、初回利用は無料、2回目以降は有料とする。
堀さんは「アプリはソフトテニスだけでなく、さまざまな競技にも応用できる仕組みになっています。選手も観客も運営スタッフも、誰もがストレスなく大会を楽しめる環境づくりに役立ててほしい」と期待を込める。
写真上(クリックで拡大)=アプリを開発した堀さん
写真下(クリックで拡大)=試合の進行状況が一目で分かる









