能登支援通じ公立大生考案 防災カード使った講座、婦人部の40人と初実践
2026年06月16日 のニュース
京都府福知山市夜久野町額田旦の高野山真言宗・東光寺で14日、福知山公立大学の学生団体「七福ふっこう隊」が考案した防災シミュレーションカードを使った防災講座が開かれた。同寺婦人部の約40人が参加し、災害時に直面するさまざまな場面で取るべき行動について意見を交わした。
カードを作成したのは、能登半島地震の被災地支援や住民との交流活動を続けているふっこう隊。現地での経験を通じて、災害時には日ごろからの地域のつながりや事前の備えが重要だと実感したことから、防災を学びながら参加者同士の交流も深められるツールとして考案した。
ゲームでは、「料理中に地震が発生した」「隣の家の人が家の下敷きになっていた」「避難していない高齢者がいる」「避難所でけんかが始まった」などの状況が書かれたカードを引き、その場で何ができるかをグループごとに話し合う。
講座にはふっこう隊副代表の林真央さん(2年)と横田啓史さん(3年)が参加。復興半ばの能登の現状や団体の活動を紹介したあと、参加者は5グループに分かれてシミュレーションに取り組んだ。
各グループからは「普段から近所付き合いをして、取り残される人がいないようにすることが大切」「中立の立場の人が間に入って避難所でのトラブルを仲裁する」といった意見が出され、参加者は互いの考えに耳を傾けながら理解を深めた。
林さんは「このカードゲームを実践するのは今回が初めてでしたが、みなさんがたくさん意見を出してくださって良かったです。今後は状況カードの種類を増やし、さまざまな場所で活用していきたい」と話していた。
防災講座は婦人部の総会に合わせて実施された。下夜久野駐在所の石川善朗警部補による防犯講話もあり、特殊詐欺の発生状況などについて説明を受け、防犯意識も高めた。
写真(クリックで拡大)=グループで意見を出し合った








