AR地図で地域の魅力発信 JR福知山駅構内にフリースペース新設

2026年04月22日 のニュース

 JR西日本不動産開発(本社・大阪市、藤原嘉人社長)は18日、JR福知山駅構内の商業施設「ビエラ福知山」にフリースペース「ちいとま」をオープンした。駅周辺の観光スポットや飲食店などの情報をAR(拡張現実)で表示する地図を設置したほか、福知山公立大学と連携し、まちの玄関口から新たなにぎわいの創出を図る。

 フリースペースは、施設内で未活用だった約145平方メートルの区画に新設。駅待合室の隣で、2022年6月まで韓国居酒屋が営業していた場所を改装した。名称の「ちいとま」は、丹波地方の方言で「少しの間」を意味する言葉にちなむ。

 目玉となる「ARウォール」は、横6・8メートル、縦2・7メートルの巨大地図で、福知山城や御霊神社など市内のランドマークが描かれている。壁付近の案内板にある二次元コードをスマートフォンで読み取り、画面を地図にかざすと、飲食店、スイーツ店など計30カ所以上の情報が画面上に表示される。アイコンをタップすると各スポットの詳細が確認できる。

 10月16日までを実証期間とし、利用状況や駅周辺への回遊効果、満足度などを検証する。また、公立大が活用するスペース「えきなかキャンパス」では、学生によるイベントや展示パネルの設置などを予定。5月上旬から本格始動し、謎解きイベントなど市民参加型の催しも構想している。

 フリースペースには、誰でも自由に使用できるテーブルや椅子を備え、飲食や学習などにも利用できる。

 18日に現地で記者会見があり、同社の中田純平・事業戦略部長と同大学の川添信介学長が出席した。

 中田部長は「駅を単なる通過点ではなく、立ち寄り、過ごし、地域とつながれる場所をめざす。駅で過ごす時間が福知山の魅力に触れるきっかけになれば」とあいさつ。川添学長は「駅は多くの高校生が利用する場所。大学の活動を知ってもらい、地元の生徒の進学拡大につながることを期待している」と話した。

 ARウォールの除幕式後には、駅を訪れていた子どもらが興味津々でスマホをかざし、画面に現れる情報を見て楽しんでいた。      

写真上(クリックで拡大)=地図にスマホをかざして使うARウォール
写真下(クリックで拡大)=駅構内に新たにオープンしたフリースペース「ちいとま」

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