白骨遺体発見から20年 三春峠で全力捜査誓う
2024年02月08日 のニュース
兵庫県境の京都府側、福知山市三和町田ノ谷の三春峠で身元不明の白骨遺体が見つかってから、20年が過ぎた。京都府警福知山署(柴田享司署長)は、殺人容疑事件として情報提供を呼びかけているが、いまだに身元は判明していない。6日には現場で追悼式を開き、参加者全員が黙とうをし、被害者の冥福を祈り、引き続き全力で捜査に取り組むことを誓った。
遺体は2004年2月3日、兵庫県丹波市との府県境付近の崖下で、布団にくるまれた状態で発見され、死後数年が経っていた。50~70歳代の男性で、身長は156~168センチ、血液型はA型。特徴として、上歯に歯肉付き9連ブリッジ、下歯にインプラント、左側頭部に約9・5センチの線状骨折痕があり、左側鎖骨に直径3ミリの銅線が入っていた。
追悼式は雪が残るなかで行われ、柴田署長や市役所三和支所職員、田ノ谷地区自治会長、駐在所員ら11人が参列。黙とうを捧げたあと、一人ひとりが花を供えた。