無理ない範囲で防犯活動 大原で住民散歩しながら見回り

2023年11月25日 のニュース

 無理なく日常生活で行える防犯活動を-と、京都府福知山市三和町大原の住民が、地区ぐるみで「ながら見回り活動」に取り組んでいる。散歩などをしながら、不審者がいないかを見回ったり、一人暮らし高齢者の安否確認をしたりするもので、そろいの反射たすきがトレードマーク。自主防犯意識の高揚にも一役買っている。

 犯罪に強い集落づくりをめざし、三和民生児童委員協議会大原地区担当の小林貢さん(71)が中心となり、「大原みまわり隊」として活動。反射たすきは、三和地域安全・安心サポートネットワークの予算で購入した。

 「みんなで取り組む防犯のわ」の文字が入ったワッペン付きで、昼間でも目立つよう、蛍光黄色の部分が多くなっている。特別仕様の小林さんのたすきには、「大原みまわり隊」と大きな文字でプリントされている。

 取り組みがスタートしたのは今年5月。普段から地区内を散歩、ジョギングしている住民にたすきを配布し、協力を依頼。隊員は現在10人ほどで、防犯視点での見回りのほか、「毎日ある洗濯物が干されていない」など、独居高齢者家庭の変化にも目を配っている。

 小林さんは「防犯の反射たすきをかけた人が、地区内を定期的に歩くことで、不審者が入りにくい地区にしていきたい。住民の協力あっての活動なので、非常にありがたいですし、今後も隊員を増やしていきたい」と話している。

 

写真(クリックで拡大)=新規隊員にたすきなどを手渡す小林さん(左)

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