小さな“春の味” 報恩寺の竹林でタケノコ試し掘り

2024年02月05日 のニュース

 タケノコの収穫シーズンを前に、特産地として知られる京都府福知山市報恩寺の竹林で5日、生産者が試し掘りをして、今年の“春の味”の出来具合を確認した。小さいものが多かったが、最盛期には「立派なサイズが出てくる」と期待していた。

 試し掘りは立春の時期に毎年している。午前8時ごろから、報恩寺筍生産グループの野田和則代表(69)が、「トグワ」と呼ばれる専用の道具を使い、昨年末から目印を付けていた場所の土を丁寧に掘り進め、タケノコを掘り上げた。

 雨が降る中、30分ほどの作業で10本収穫し、大きいもので13センチ。今年は、豊作だった「表年」の昨年より収穫量が下回る「裏年」にあたる。野田さんは「暖冬で期待していましたが、例年の試し掘りの時期と比べて少し小さめでした。今年は、全体で27トンを収穫した昨シーズンの3分の1の生産量になると思いますが、味は天下一品です」と話していた。

 初出荷は3月25日を予定している。

 

写真(クリックで拡大)=試し掘りで上がったタケノコを持つ野田代表(5日午前8時50分ごろ)

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