キュウリの苗1万本 収穫100トン目指す三俣の農園

2024年05月23日 のニュース

 京都府福知山市三俣のみまた農園(足立秀之社長)で、キュウリ苗の植え付けが進められている。ハウスと露地の計150アールで、合わせて1万本を植える予定。昨年は60トンを収穫したが、今年は大台の100トンをめざす。

 福知山では以前からキュウリの生産が盛んで、「自分もやってみよう」と、父の農地を引き継いで、10年前から栽培を始めた足立社長(49)。苗400本からスタートし、徐々に数を増やしていった。

 当初は、京都や大阪の市場に出荷していたが、3年前からは声を掛けてくれた市内のスーパーに、安定した金額で買い取ってもらえるように。その資金で耕作放棄地を借りるなどして、作付面積を増やしてきた。

 また温暖化の進行に伴い、マルチシートの色を黒から白に換えるなど、試行錯誤を繰り返して収穫量アップに努める。人材不足に悩まされる中、地元の人3、4人とインドネシア、ベトナム、フィリピンの特定技能実習生4人も受け入れている。繁忙期はさらに応援を増やして対応する。

 足立社長は「実習生は実直に仕事をしてくれて、とても助かっています。それでも人手不足は深刻ですが、できるだけ安い値段で、安定的においしいキュウリを提供できるよう、頑張っていきたい」と話している。

 

写真(クリックで拡大)=キュウリの苗を植える足立社長(右)

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