全国にファン 報恩寺のタケノコ初出荷

2024年03月25日 のニュース

 京都府福知山市報恩寺で、特産のタケノコの出荷が25日に始まった。寒暖を繰り返した時期に成長して掘り上げられた春の味覚が、農家から持ち込まれた。昨季はシーズンを通して約30トンの出荷があったが、今年は昨年を下回る“裏年”とされ、出荷量は3分の1程度の約10トンを見込む。

 集出荷を請け負う地元の「報恩寺筍生産グループ」(野田和則代表)によると、報恩寺産は軟らかくて、えぐみが少ないことから多くの人から好まれ、固定ファンが全国にいるという。

 あいにくの雨模様だった初日、報恩寺公民館前の集荷場には、地元の農家が掘り出したタケノコが運び込まれた。持ち込み量は少なかったが、中には長さ約20センチのものもあり、グループの人たちが品質などに応じて「上」「中」「小」に分け、丁寧に箱詰めしていた。

 野田代表(69)は「寒さや雨が続き、思ったより少なかったが、これからは暖かくなる天気予報なので、増えていくと期待しています」と話している。

 集荷日と販売日は28日、4月は1、4、7、10日と12日~30日、5月は1、2、4、6日の予定。販売時間は4月7日までが午前8時から9時30分ごろまで、10日以降は午前8時から10時ごろまで。集まる量によっては早く切り上げる場合がある。

 問い合わせは電話0773(32)0334の集荷場へ。

 

写真(クリックで拡大)=集まったタケノコを箱に詰めていった(25日午前8時30分ごろ)

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