しめ縄取り換え迎春準備着々 元伊勢内宮神社
2023年12月25日 のニュース
今年もあとわずかとなり、京都府福知山市内の社寺で迎春準備が進んでいる。大江町内宮、元伊勢内宮皇大神社(後藤公一宮司)では、境内の御神木に巻かれているしめ縄と紙垂の取り換えが行われた。
内宮の境内には、節分の深夜に龍が灯明を献ずるとの言い伝えがある「龍灯の杉」、鬼退治伝説にまつわる麻呂子親王(聖徳太子の異母弟)「お手植えの杉」など御神木が7本あり、毎年12月に取り換えている。今年も宮守が脚立を使い、古いしめ縄を外したあと、新しいものを取り付けた。
しめ縄の紙垂(しで)は防水加工をした和紙でできていて、雨や雪にも強い。御神木だけでなく、本殿や小宮などのしめ縄と紙垂も取り換えている。
縁起物の授与場所の設置やお供えの準備なども進められており、後藤宮司(69)は「迎春準備は着々。良い天候のもとで多くの人たちに参拝していただけるように願っています」と話している。
写真(クリックで拡大)=龍灯の杉のしめ縄を取り換える宮守