日本学校合奏コンクール3部門で金賞 京都共栄高
2023年12月24日 のニュース
京都府福知山市東羽合、京都共栄学園高校吹奏楽部は、千葉県でこのほど開かれた日本学校合奏コンクールグランドコンテスト高校の部で金賞を受けた。先に行われたソロ、アンサンブル両部門でも金賞を獲得しており=既報=、3部門ゴールドの快挙を成し遂げた。26日に市役所隣のハピネスふくちやまで、全国大会入賞報告会と記念コンサートが開かれる。
グランドコンテストには2021年から3年連続で出場し、昨年、一昨年は銀賞だった。昨年のコンテスト終了後、翌年の大会に向けすぐに始動。全体練習のほか、曲の場面ごとに音色の使い分けができるよう、部員一人ひとりが音色の種類を増やす練習を採り入れた。
今回のグランドコンテスト高校の部には、予選審査を突破した全国26校が出場。共栄高は「ラッキードラゴン~第五福竜丸の記憶」を部員60人で演奏した。
1954年のビキニ環礁での水爆実験で被曝した第五福竜丸を題材にした絵本から着想を得て作られた曲で、部員たちは詳しく調べ、作曲者がどのような思いで曲を作ったのか考えながら練習を積んだ。
大会当日は曲に描かれた情景を思い浮かべながら、感情豊かに演奏した。
1年の副部長で、バリトンサックス担当の仲野優良さんは「慣れない大きなホールでの演奏だったので緊張し、多少のミスはありましたが、いい結果を残すことができて良かった」と喜んでいる。
26日の記念コンサートは午後3時から3時40分ごろまで。予約不要で入場無料。
写真(クリックで拡大)=金賞を得た共栄高吹奏楽部の部員たち