子どもたちの夢を応援 オリックス・阿部翔太投手を招き野球教室を開催

2023年12月25日 のニュース

オリックスの3連覇 中継ぎで大きく貢献

 旧成美大学(現・福知山公立大学)出身で、プロ野球オリックス・バファローズの阿部翔太投手(31)が講師を務める教室「ザ・スポーツ」が23日、京都府福知山市和久市町の福知山SECカーボンスタジアムで開かれた。憧れの選手から指導を受け、子どもたちの目はキラキラ。ボールの投げ方など、基礎を中心に教わった。

 阿部投手は、成美大を経て社会人野球の日本生命に進んだ。2020年に、ドラフト6位でオリックスに入団。中継ぎの右腕で、44試合に登板した22年を上回り、今季は49試合で投げた。

 成績は3勝5敗21ホールド、1セーブで防御率2・70。開幕当初こそ失点を重ね、防御率を10点台とした時期もあったが、シーズン中盤には19試合連続無失点を記録するなど、チームのリーグ3連覇に大きく貢献した。

 市など主催のザ・スポーツは、現役のスポーツ選手を招き、指導してもらうことで、子どもたちの夢を応援するのが目的。今回は、小学4年~6年生の部と中学生の部に分け、定員いっぱいの各50人がエントリーした。

 小学4~6年生の部では、緊張する子どもたちを和ませるため、阿部投手が成美大時代、バザールタウン福知山でアルバイトをしていた話を披露。教室の前日に店を訪ね、当時の従業員とも再会したといい、「そうなんや」と驚きの声が上がった。

 このあとランニングとストレッチをして、教室がスタート。子どもたちがキャッチボールをする中、阿部投手が一人ずつ声をかけ、ボールの握り方や投げ方を教えた。「中学生になっても野球は続けるの」などと、気さくに質問を投げかけ、子どもたちは笑顔で答えていた。

 ひと通りキャッチボールを見たあと、集合した子どもたちに阿部投手は「遠投するときは、あごを上げないほうがいいよ」と助言。またマウンドからの投球を見せたほか、「夢をかなえるためには、野球にかかわらず、何事も楽しむことが大切」とも伝えた。

 昭和小5年の原渉真君は「学童野球には所属していませんが、中学生になったら野球部に入りたいと思っているので、参加しました。ボールの受け方などを教えてもらい、実際に取りやすくなりました。プロに教えてもらうのは少し緊張したけど、良い経験になりました」と喜んでいた。

 久々の来福に阿部投手は「歓迎される選手になって、戻ってくることができてうれしい。寮母さんやバイト先の人たちとも出会え、とてもうれしかったです。これからもっと頑張るので、応援をお願いします」と話していた。


写真(クリックで拡大)=投球のこつを教える阿部投手

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