創部3年目で全国出場 中学軟式野球の中丹オールスターズ

2024年11月15日 のニュース

 中学生軟式野球クラブチームの中丹オールスターズ(池田裕樹代表)が、16、17両日に和歌山県で開かれる近畿秋季少年大会、3月に岡山県である文科大臣杯第16回全日本少年春季大会にそれぞれ初出場する。京都府大会(新人戦)で優勝し、ともに出場権を獲得。同チームは、福知山市を拠点に活動していて、創部3年目での快挙を喜んでいる。

 チームは現在、市内7校の生徒を中心に中学1、2年生55人が所属する。長田野町の長田野グラウンドなどで週3回の練習をしている。

 府大会は、各支部予選を勝ち上がってきた9チームでトーナメント戦をした。中丹チーム(福知山代表)は、初戦の準々決勝で向日市野球スポーツ少年団(乙訓代表)に9-1で5回コールド、準決勝もMYTベースボールクラブ(宮津与謝代表)に7-0で5回コールドで勝利し、決勝に駒を進めた。

 決勝の相手は京都ベアーズ(京都市南部代表)。12-5の6回コールドで勝ち、栄冠を手にした。投手を中心に守りを固め、果敢な走塁を意識した攻めを展開。チーム一丸となって優勝をめざす姿勢が、好結果を手繰り寄せた。

 南陵中2年の嘉門暖斗主将は「新チームが始動してから、近畿制覇と全国出場を目標に掲げてきました。まずは府大会で優勝し、全国出場を決めることができてうれしいです。練習の時から心掛けている選手同士の声掛け、全力疾走が大会でも生かされました」と喜ぶ。

 近畿、全国に向けて、「強豪チームばかりだと思いますが、練習でやってきたことをしっかり意識して、府代表の名に恥じない戦いをしたい」と意気込んでいる。

 池田代表(40)は「(野球の)普及と強化を掲げるチームで、毎年開く園児らを対象にしたベースボールフェスは、選手たちの人間力向上にもつながっています。選手の頑張る様子を見て、応援してくれる人も増えていて、そのことがチームの力となりました」と感謝。「近畿や全国でも、応援してくれるみなさんへの感謝の気持ちを忘れず、全力でプレーしてほしい」と願っている。

 

写真(クリックで拡大)=府大会優勝を喜ぶ選手たち

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