龍をあしらった御朱印 内宮神社が製作
2024年04月25日 のニュース
京都府福知山市大江町内宮、元伊勢内宮皇大神社(後藤公一宮司)は、龍をあしらった特別御朱印を作った。境内にある「龍灯の杉」をモチーフにした御朱印で、26日に同神社で営まれる春季例大祭で頒布する。
龍灯の杉は、本殿そばにある高さ約30メートル、幹周りは約7メートルの古木で、節分の深夜に龍が灯明を献ずるとの言い伝えがある。
内宮神社は以前から、神社名などを記した御朱印を授与しているが、神社や龍灯の杉をさらに広く知ってもらうため、新しい御朱印を作り、今年は例祭日限定で頒布することを決めた。
御朱印の表側には、雷がとどろく空を青い龍が飛ぶ様子が描かれていて、迫力ある構図になっている。
裏側には禅宗の言葉で、衰えたものが勢いを取り戻すという意味がある四字熟語「枯木竜吟」の説明書きが添えられている。
初穂料は500円。春季例大祭のほか、6月の夏越の大祓、9月の八朔祭でも頒布する。
後藤宮司(70)は「今年は辰年でもあり、期日限定で頒布をやっていこうと考えました。御朱印を受け、ご加護をいただいてもらえれば」と話している。
太々神楽など奉納
26日は午前10時から例大祭が営まれ、その後舞楽奉納がある。午後2時から地元の大江学園の女子児童、生徒7人による太々神楽が奉納される。
このほか午前11時45分からと午後3時からの2回、尺八の演奏がある。また野だて(300円・菓子付き)もする。
問い合わせは内宮神社、電話(56)1011へ。
写真(クリックで拡大)=青い龍をあしらった特別御朱印