市民100人が公立大生に米など食糧支援

2023年12月17日 のニュース

 市民から寄せられた食料品や日用品などを、大学生ら若者に配布する第5回食料支援がこのほど、福知山公立大学に近い小谷ケ丘公民館であり、学生ら約130人が善意を受け取った。

 取り組んだのは、労働組合などによる福知山学生・青年食料支援プロジェクト。

 新型コロナウイルスの流行で、アルバイトの時間が減少するなどして生活が苦しい市内の学生やひとり親世帯を支援しようと、2020年から始まった。いまは物価高騰などでやりくりが厳しい状況が続いていて、今年も実施した。

 会場には米1500キロのほか、缶詰、カップ麺、大根などの野菜、レトルト食品、ティッシュなど。開始後まもなく学生らが訪れ、提供された食料品などを受け取っていた。会場では豚汁が提供されたほか、女性には生理用品を渡していた。

 4回生の女子学生は「1回生のころと比べると、油や野菜などが高騰していることを実感します。米などをいっぱいもらえて助かります」と感謝していた。

 会場ではメンバーのほか、1回生のときに食料支援を受け、「そのときの恩返しに」と、案内役のボランティアスタッフとして公立大3回生の学生らが参加し、福知山成美高校の生徒らも手伝った。

 支援プロジェクトの奥井正美代表は「物価が高騰するなか、団体も含め100人以上の方が米を中心にたくさん寄せてくださり、ありがたいです。名前を言わずに持ってきてくれる人もおられました」と話していた。

 

写真(クリックで拡大)=多くの支援物資が寄せられた

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。