福知山公立大で入学式 大学院は1期生迎える
2024年04月03日 のニュース
京都府福知山市西小谷ケ丘の福知山公立大学(川添信介学長)は3日、中ノの市厚生会館で入学式を開いた。全国各地から集まった新入生222人と今年度から新設された大学院へ進学する15人が、期待を胸に新たな学生生活の第一歩を踏み出した。
公立大学は2016年度に開学し、現在は地域経営学部と情報学部の2学部あり、定員は各100人。今年度の新入生の内訳は地域経営学部114人(地域経営学科89人、医療福祉経営学科25人)、情報学部は情報学科108人。
また、情報学による高度な課題解決能力を身に付け、地域貢献できる人材の育成を目的とした大学院地域情報学研究科を今年度から設置。定員は20人で、第1期生となる15人は全員内部進学者だった。
式では入学生を代表して、地域経営学部の花岡愛華さんが「大学では専門的かつ高度な知識を学び、仲間たちと切磋琢磨し、周りの方々への感謝を忘れず、それぞれの夢の実現に向けて全力で取り組んでまいります」と宣誓。
続いて大学院入学生代表の小野仁士さんが「これまで培った情報学の知見をさらに深化させ、一人ひとりが地域社会に貢献できる人材になれるよう研究を進め、知識と技能を極めていきます。大学の一員であることを誇りに思い、研さんを積むことを誓います」と決意を述べた。
式辞に立った川添学長は大学院が新設されたことに触れ、「自分の学びは大学の4年間で終わるわけではなく、卒業後もそれぞれの環境で学び続けてほしい」とし、大学生に向けては「大学では何を学びたいのか主体的に探してほしい。本学は全力でみなさんの学びたいことをサポートしていきます」と激励した。
写真(クリックで拡大)=宣誓する大学院入学生代表の小野さん(3日午前10時10分ごろ)