物価高騰で寄付が5分の1に激減 社協の歳末食品配布

2023年11月24日 のニュース

 物価高騰などで生活に不安を抱える市民に、食料と日用品を無料配布する、京都府福知山市社会福祉協議会の歳末助け合い「食の応援パック」事業が窮地に立たたされている。品物は市民や団体からの寄付に支えられているが、今年は募集期間中に集まったのは昨年の5分の1程度にとどまり、受け付けを延長して協力を呼びかけている。

 品物は米、レトルト食品、缶詰、カップ麺、トイレットペーパー、タオルなどの日用品で、11月7日から17日まで募った。昨年と同様にパック詰めして12月に400人程度に配る予定にしているが、今のままでは目標配布数には届かない。昨年に特に喜ばれた米も1300キロから300キロと大きく落ち込んでいる。

 市社協は「昨年よりも物価高騰が進んでおり、以前から寄付をしてくださっていたみなさんにとっても厳しい状況だと思います。周知不足があるのかもしれません。それでもこんな状況になるとは…」と困惑を隠せない。

 品物は社協本所と各支所窓口で12月8日まで受け付けるが、配布準備のため、できるだけ11月30日までの提供を呼びかけている。

 応援パックの配布は12月16日に内記二丁目の市総合福祉会館で行う。配布希望者の受け付けは、同月5日から8日まで。社協ホームページからも申し込みができるようにする。

 

写真(クリックで拡大)=寄せられた品物の仕分けをする市社協職員たち

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