ピクトグラムを作ってみると-子どもたちに思いやりの気持ち芽生え

2021年12月15日 のニュース

 京都府福知山市大江町の南有路児童館でこのほど、子どもたちがピクトグラム(絵文字)作りに挑戦し、飲食店や公共施設など、だれが見ても分かりやすいデザインをたくさん考えた。

 市社会福祉協議会の「地域の子どもたちを対象とした福祉ものづくり体験講座」の一つ。福祉教育の推進が目的で、市内の児童館と児童センターを利用する子どもや保護者らを対象に開いている。

 地域福祉課の根岸弘光さんが、今夏に開催された東京オリンピックの開会式で話題になったピクトグラムを説明。子どもと大人合わせて10人が鉛筆や油性ペンを使い、ラーメンやギョーザの絵に矢印を加えて中華料理店がある方向を示したもの、大きな手と泡で手洗い場を表現したものなど、創意工夫して完成させた。一枚できると、次々とアイデアが湧き出し、一人で6枚描く子どももいた。

 学校を示すピクトグラムを作った子どもは「道が分からない人に教えてあげたいと思った」といい、根岸さんは「ピクトグラムは、『見てわかる』ユニバーサルデザインの一つ。考えるときに、使う人の顔を想像して、分かりやすいように作ったと思う。そのことが思いやり。日常生活でもその気持ちを大事にして」と呼びかけていた。
 
 
写真=完成したピクトグラムを持つ子どもたち

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