物価高騰で生活支援物資配布 NPOが駅北で
2023年05月26日 のニュース
子ども食堂などに取り組むNPO法人ひゅうまんネット北きんき(小西健司理事長)はこのほど、京都府福知山市の福知山駅北口広場で、物価高騰や新型コロナウイルスの影響で生活が厳しい世帯を対象にした生活支援物資の無料配布をした。
配布したのは、府や府社会福祉協議会から提供があった生活支援物資。府が設立し、子ども食堂などを支援するきょうとフードセンター(事務局・府社協)からの打診を受け、取り組むことにした。
レトルトご飯やカップ麺などを詰め合わせた重さ約4キロ分で、200セットを用意した。
午前9時ごろから開始。高齢者や市内で働く外国人、障害者らが訪れ、「ありがとう」と感謝し、スタッフから段ボールに入った支援物資を受け取っていた。
社会福祉法人で働く特定技能外国人の中国籍の職員は「昨年6月まで福知山にいて、一時帰国し、今年3月に戻ってきました。日本は中国より物価が高いだけでなく、昨年6月と比べて今は物価がさらに高くなっているので支援物資はうれしいです」と喜んでいた。
北口広場では110セット配布し、残りは子ども食堂の利用者らに渡した。
小西理事長は「シニアカーに乗って遠くから来られた高齢者の方もおられました。若い家族の方もおられ、『物価が高くなってたいへんですわ』と話されていて、物価高騰の影響が出ていると感じました」と話していた。
写真(クリックで拡大)=スタッフが物資を手渡していった