元気なうちに「自分らしい老いじたく」 社会福祉協議会が介護や相続など考える講座
2022年09月21日 のニュース
最期まで自分らしい人生を送るため、元気なうちから老後や死後の準備をする“老いじたく”について学ぶ無料講座が、京都府福知山市内記二丁目の市総合福祉会館で、10、11月に開催される。計4回あり、介護保険、相続、健康な体づくり、薬の正しい使い方について専門家の話を聞く。
市社会福祉協議会が2015年から続ける「老いじたくカレッジ」。毎回、募集開始から早々に定員に達するほど人気がある。
学習テーマは毎年少しずつ変えて、今年は昨年の受講者からの要望が多かった「薬の飲み方や使い方」について、薬剤師から教わる内容を新設した。
全講座修了者には、市社協オリジナルのエンディングノート「みらいノート」を贈る。ノートには、自分の人生の記録や思い出、資産情報、葬儀や遺言に関する本人意向などを書き留めることができる。スマホの暗証番号や生前には知られたくない情報を密封できるシートも付いている。
市社協は「終活が気になっているけれど、どこから始めたらよいかという方もいらっしゃると思います。そのきっかけにしてもらえたらうれしいです」と話す。
関心のある市民なら誰でも受講できる。
写真=受講者に配布する「みらいノート」