川中生が栽培したゴーヤ、朝市で販売して被災地支援

2023年10月03日 のニュース

 京都府福知山市野花、川口中学校生徒会の美化・ボランティア委員会(谷口心優委員長)は、災害被災地への復興支援を目的に、ゴーヤ栽培に取り組んでいる。収穫した実は市内の朝市で販売されていて、収益金は7月の大雨災害の義援金として、日本赤十字社を通じて九州地方などに贈る。

 2012年度からゴーヤ栽培を開始し、19年度からはKFP(川中生徒会復興支援プロジェクト)を立ち上げ、生徒の自主活動として取り組んでいる。これまで東日本大震災の被災地や軍事侵攻を受けるウクライナなどへ寄付してきた。

 今年度のKFPには全校生徒43人中33人がボランティア登録。6月からプランター24個に、福知山高校三和分校から提供を受けた苗の植え付けを始めた。朝や昼休みの時間に水やりをし、夏休み中は部活動で登校した生徒たちが世話を続けてきた。7月中旬から収穫し、9月29日までに590個が取れている。

 今年は葉がよく茂り、実はつやがあって良い出来になっているという。収穫したゴーヤは、夜久野町下千原で朝市を営む衣川恒男さんに渡し、朝市で販売されている。

 現在も次々と実がなり、10月いっぱいは収穫できる見込み。谷口委員長(3年)は「生徒みんなが積極的に参加してくれていてうれしい。自分たちが育てたゴーヤが少しでも被災地支援の手助けになれば」と話している。

 

写真(クリックで拡大)=収穫したゴーヤを持つ谷口委員長

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