三岳山・大江山連峰イメージしたブランド立ち上げ 市とクローカ
2023年08月31日 のニュース
京都府福知山市蛇ケ端、ゆらのガーデン内で雑貨や服などの販売を手掛けるセレクトショップ「CROUKA(クローカ)」と市は、三岳山・大江山連峰をイメージした共同ブランド「MILLENNIUM FOREST(ミレニアムフォレスト)」を立ち上げた。オリジナル商品を展開し、豊かな森づくりへの思いをPRする。
市は昨年3月に「福知山千年の森づくり基本計画」を改定。丹後天橋立大江山国定公園でもある三岳山・大江山連峰の豊かな自然を千年先に残せるよう、持続可能で活性化した地域づくりに取り組んでいる。今年3月、クローカを営むアキヤマ(秋山保憲社長)が計画に賛同し、対象エリアの魅力発信に向けたパートナーシップ協定を結んだ。
共同ブランドはクローカが市へ相談して実現。「より濃いPRが出来れば」と、協定締結時にクローカのイラストレーターが「千年の森」をイメージして制作したイラストを用いた2種類のTシャツ、男性用のボクサーパンツを作った。
イラストには、日が傾き、青く暗くなった福知山から見た大江山連峰が、赤色や桃色に輝く西日に照らされた場面を描いている。
Tシャツは、背中にイラストと「千年の森」のメッセージを印刷したものと、無地にイラスト入りのタグをつけた2つ。「山で遊び、森に入ることが山や森を荒廃から守ることにつながる」とし、「キャンプや渓流釣り、登山などで遊ぶことが、千年後の美しい山につながる」とのメッセージをあしらい、山への関心を呼びかけている。
ボクサーパンツは国内人気メーカーの「アナパウ」と協力して制作。大江山周辺の河川や由良川に生息するアマゴ、オイカワ、アユなどをあしらった。
いずれも、ゆらのガーデン内のクローカ、同店オンラインストアで購入ができる。値段はいずれも税込みで、バックプリントTシャツ4400円、タグ付き5500円、ボクサーパンツ3520円。市は楽天ふるさと納税の返礼品にしており、寄せられた寄付は千年の森づくり推進事業に活用する。
写真(クリックで拡大)=クローカ店頭に並ぶオリジナル商品