山道も楽しみながら快走 大江山でトレイルラン教室
2023年08月13日 のニュース
自然があふれ、千年の歴史がある大江山を楽しみながら駆ける「キッズ大江山トレイルラン教室 千年の森」が京都府福知山市大江町で開かれた。子どもたちがトレイルランナーから山道での走り方などを教わり、自然の良さを体感した。
自然や歴史など地域資源の魅力を発信することで誘客につなげる福知山市の「福知山千年の森づくり基本計画」の一環。7月23日から8月11日にかけての4日間、市内に限らず全国の小学生と未就学児を対象に開催した。
会場は同町佛性寺の多目的グラウンド周辺で、児童たちはトレイルランナーの木村克己さんらから指導を受けた。
上り坂では、太ももに手を当てて歩く方法、下り坂ではおしりを低くし、足の指で体を支えて動かす走り方などを教わり、グラウンド近くの長い階段などで試走を繰り返し、コツをつかんでいた。
「山の日」だった最終日の11日は41人が参加。グラウンドそばの登山道などを含むコースで総仕上げのレースが行われた。高学年は約2・2キロ、低学年と未就学児は約1・8キロを走った。
上り坂では木村さんの教えを思い出し、一歩ずつ確実に進む児童の姿も見られ、それぞれのペースで走り、全員が完走した。
教室では地元の住民から大江山の自然や鬼伝説などについて話を聞く時間も設けられた。
10、11両日に参加した岐阜県の北方町立南学園6年生の矢田煌人君は「階段を上るのがきつかったけど、いろいろな植物や虫などを見ながら走れたので楽しかった。レースもペース配分を考えて走ることができました」と喜んでいた。
写真(クリックで拡大)=レースで山道に挑む子どもたち