エベレスト2つ分を駆ける 6月に丹波市で「世界一過酷」なレース

2024年04月21日 のニュース

 兵庫県丹波市の山の稜線をつないで走る「TAMBA100アドベンチャートレイル」が、6月7日から3日間にわたり繰り広げられる。最長168キロ。山道を上り下りして累積標高はエベレスト2つ分に相当する1万6千メートルになり、「世界一過酷なレース」を標ぼう。昨年は海外強豪勢も含め約200人が挑んで完走率は60%ほどだった。

 今年で第3回を数える大会。様々なコースがあり、最長の100マイルコースは6月7日午前7時に丹波の森公苑(柏原町柏原)をスタート。夜を日に継いで駆け、9日午後3時までに戻ってくる。

 標高95メートルで日本一低い中央分水界の水分れ公園、多紀連山の西端に位置する三尾山、標高1005メートルで山頂からは四国まで見えるという千ケ峰など、丹波市と一部隣接市町の山々を走破する168キロの設定になっている。

 山間部では木の根や折れた枝、石が転がったままの悪路をたどり、泥沼のようになった場所もあり、体力を奪われる。山岳愛好者以外の一般の人だと恐怖すら感じる斜度60度の急斜面も待ち構える。

■初心者向けコース、ファミリー部門も■

 大会はほかに100キロ、初級者でも楽しめる20キロ、初心者向けのノーマル(4・5キロ)、キッズ(2・5キロ)、ファミリー(同)コースがある。20キロ以下は6月9日だけの開催で、ノーマルは制限時間3時間、キッズとファミリーは2時間。

 参加料は100マイル(審査通過者)が5万円。ノーマルは5500円でキッズ2200円、ファミリーは子どもと大人で3300円。いずれも大会公式ホームページから申し込む。締め切りは100マイル、100キロが5月26日で、そのほかは5月31日。大会を一緒に支えるボランティアも直前まで募集している。

 大会は実行委員会が主催し、地元の人たちが協力する。問い合わせは実行委員長の中谷亮太さん、携帯電話080・4230・3069。

 

写真(クリックで拡大)
 ・険しい山道を駆ける
 ・海外勢を含め約200人が挑んだ昨年の大会

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