初年度半年の入館者2万8千人 福知山鉄道館フクレル

2024年04月21日 のニュース

 福知山鉄道館フクレル=福知山城公園内=の昨年度(開館日の昨年8月26日~今年3月末)の入館者数が、2万8097人だったことが、17日に開かれた福知山鉄道館企画会議(事務局・福知山市産業観光課)今年度第1回会合で報告された。目標入館者数3万人にはわずかに届かず、委員が入館者確保のための意見を出し合った。

 企画会議は、子育てや観光団体、学校などの関係者、公募市民ら11人で構成し、フクレルの企画展示などについて話し合っている。

 入館者数の内訳は、大人1万7439人、小中学生4059人、未就学児(無料)6599人。事務局は入館者について、未就学児の親子連れの割合が想定以上に高い一方で50代以上は低いと感じていること、福知山鉄道フェスティバルが開かれた昨年10月14日の1022人が最多となるなど、イベント時と土、日曜などの休日は多く、平日は少ないことなどを説明した。

 そのため、平日の入館者確保や、入館者が多い城への観光客をフクレルへ誘導できていないことなどが課題として挙がった。

 会合は市産業政策部長が「令和6年度は運営の成果が求められる真価を問う一年。今年度の目標入館者数は6万人に設定していて、これまで以上の工夫を凝らしたイベントや取り組みをしっかりと立案し、市内外への効果的なPR、情報発信に取り組む必要がある。みなさまのお力添えを」とあいさつ。

 事務局から入館者数などの説明のあと、委員からは「平日でも城に来る人が多いシニア世代に、フクレルで城グッズを販売していることをPRし誘導してはどうか」「フクレルの入館料は(城と比べて)高いと聞く。(城と佐藤太清記念美術館との)共通券に、期間限定でお得感を出す実証実験をやってみては」「混み過ぎていても行きたくない。空いていることを発信し、『待ち時間ゼロ』といったようなPRをしてもよいのでは」といった意見のほか、小学生の授業での利用促進などを提案した。

 事務局は「観光バスで城へ来られる観光会社にお願いして、ツアーに組み込めないか働きかけしたい」などと話したほか、10月14日の鉄道の日に合わせた記念イベント、福知山線・舞鶴線全通120周年の企画などを考えていることを説明した。

 

写真(クリックで拡大)
 ・親子らでにぎわうフクレル(昨年9月)
 ・いろいろなアイデアを出し合った会議

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