福知山鉄道館、開館3カ月で目標通りの1万7千人

2023年12月04日 のニュース

 福知山鉄道館企画会議(柳井津佑健委員長)は11月29日、駅前町の市民交流プラザで今年度4回目の会合を開いた。8月26日に開館した福知山鉄道館フクレルが、11月27日までの3カ月間で入館者は計1万7213人だったことが報告され、観光客が減りがちな冬季の入館者獲得に向けた取り組みなどを話し合った。

 会議は商工業、観光、子育て支援などの各団体関係者、公募市民ら12人で設立し、愛称やロゴの選定、入場料の設定などに関わり、住民の声を届けてきた。

 会合では内覧会での委員たちの意見を振り返ったあと、11月27日までに大人1万848人、子ども(小中学生)2749人、未就学児3616人の入館があり、目標値をほぼ達成していることを確認。

 有料の運転手シミュレーターは2606人の利用があったこと、ショップの売り上げは268万2053円で、子ども向けのカプセルトイ自販機が人気を集めていることが報告された。

 来館者アンケートでは、京都府外から来館した人が49・4%、府内が34・8%、市内が15・8%だった。年代別では30代が24・5%で、10代以下が20・6%であることから、「新施設として府外にも認知され、10代以下の子どもがいる現役の子育て世代の利用が多い」と分析した。

 今後の企画展示の案では、ビデオなどで撮影した昭和以前の鉄道映像を募集しての上映、「撮り鉄」と呼ばれる鉄道写真の撮影を愛好する人たちの作品コンテストの開催などが出され、実現可能性や需要を議論した。

 委員からは「冬季は観光客が少ないことを逆手に取り、市内の親子連れがお出かけでのんびりと楽しめる『子育て世代向けのイベント』があると喜ばれるのではないか」「駅弁など電車に関連した食のイベントはどうか」といった意見も飛び出した。

 

写真(クリックで拡大)=フクレルの開館から3カ月が経った

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