福知山ラグビーが中体連登録 中学総体出場可能に
2023年06月04日 のニュース
小中学生が所属するJ・福知山ラグビースクール(外賀誠顧問)が、京都府中学校体育連盟にチーム登録された。これにより、府中学校総合体育大会への参加が可能になった。府北部の中学校にラグビー部は無く、関係者たちは「地域クラブが中体連の大会に参加できるようになり、子どもたちの活動の幅が広がる」と喜んでいる。
チーム登録の背景には、全国的に進められている中学部活動の地域移行がある。
日本中体連では、移行の受け皿となる地域スポーツ団体(地域クラブ活動)などが、全国中学校体育大会に参加できるよう、今年4月1日付で特例規則を改定。これを受けて府中体連も、府総体で同様の特例を策定した。
ただし、府総体に参加するには、4月3日~同月25日にチーム登録の申請をする▽府内の中学校に在籍する生徒で構成された団体である▽活動を教育の一環ととらえ、勝利至上主義のチーム編成を行っていない-などの条件をクリアし、府中体連の審査を通過する必要がある。
福知山スクールはこれに申請し、審査を無事に通過して5月16日に承認された。府内には、中学生が在籍するラグビースクールが10団体あるが、今年度は様子を見る団体が多く、申請して承認されたのは、J・福知山と京都市にあるスクールの2団体のみだった。
外賀顧問は「スクールを教育活動の一環として開き、練習や試合には真剣に取り組みますが、結果だけにとらわれずに生徒たちを育成してきた活動が、認められたものだと思っています。学校の部活動と同列にとらえてもらい、興味のある生徒は、気軽にスクールに参加してほしい」と呼びかけている。
このほかの競技で、登録した市内のチームは、バレーボールの福知山チアーズ、シンシアの2団体だった。
写真(クリックで拡大)=J・福知山ラグビースクールの生徒たち(愛媛遠征時に北条ラグビースクール生と撮影)