「両丹茶」で鶏肉を味付け 学校給食に新茶メニュー
2023年05月19日 のニュース
全国茶品評会で最高賞の農林水産大臣賞を受賞するなど、評価の高い両丹茶を味わってほしいと、京都府福知山市立小中学校23校で16日、新茶を使ったメニュー「とり肉の両丹茶焼き」が給食で出された。子どもたちは摘みたての地元の茶の味や香りを堪能した。
茶摘みは、立春から数えて88日目の八十八夜前後から盛んになり、この時期に最初に摘まれた茶を一番茶という。特に八十八夜に摘まれたものを口にすると、一年間元気に過ごせるという言い伝えがある。
給食には5月上旬に大江町で収穫された3・5キロを使用。市学校給食センターで、鶏肉の切り身と茶葉を白ワイン、コショウで味付けした後、オーブンで10分ほど焼いて完成させた。
内記五丁目の惇明小学校(中川敏朗校長)では、手を合わせて「いただきます」と声をそろえた後、「おいしい」「これお茶なんや」などと感想を話しながら、口に広がる茶の風味を味わっていた。
6年生の芦田勇風君は「飲む以外に料理にも使えると初めて知りました。お肉とお茶の味が合わさっておいしい」と笑顔を見せていた。
写真(クリックで拡大)=地元産の茶を使った料理を味わった(惇明小で)