両丹茶「萌芽宣言」 福知山は平年並み。昨年よりは6日遅い

2024年04月11日 のニュース

 京都府中丹西、東の両農業改良普及センターは10日、福知山、舞鶴、綾部3市で一番茶の萌芽宣言をした。福知山では平年並みだが、昨年よりは6日遅い。市内の茶園では、萌黄色の若芽が枝先から顔を出し、ぐんぐんと成長している。

 新芽の長さが、包葉の2倍まで伸びた状態を萌芽といい、茶園全体の70%が萌芽状態になったときに宣言している。茶農家は、宣言から1カ月後を目安に、一番茶の摘み取りを始める。

 3市で生産されたものは両丹茶と呼ばれるが、加工してから出荷され、宇治茶として一般流通する。隠れた名産地として知られ、全国の品評会で最優秀賞を何度も獲得するなど、品質の評価は高い。

 福知山茶生産組合連合会長を務め、福知山市土で5・2ヘクタールの茶園を管理する大槻成利さん(72)は「冬場の雪や3月の霜の影響も少なく、例年通り順調に育っているので、今季の品質と収穫量に期待しています」と話している。


写真(クリックで拡大)=萌黄色の芽が伸び始めた(福知山市土で)

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