保留児対策に昭和幼稚園で2歳児預かりを開始

2023年05月19日 のニュース

 希望する保育園などに入ることができない保留児童の対策で、京都府福知山市は15日から、昭和新町の市立昭和幼稚園(芦田祐子園長)の空き保育室を活用して2歳児預かり事業を始めた。今年度の対象者は21人で、定員12人としている。

 育休制度は最長2年であり、2歳児の親は職場復帰を求められる時期になる。市は、今後も数年間は受け皿不足が見込まれるとして、2歳児の保留児童対策を決めた。

 市内周辺部には入所可能な保育施設はあるが、自宅や職場から遠いことで現実的には入ることができず、市街地での保育ニーズが高いことから、まちなかにある昭和幼稚園での開設となった。

 市は対象者に案内文書を送り、現在5人(1人は9月から)が申し込んでいる。

 2歳児預かり事業では、保育士2人を新たに配置して、平日の月曜日から金曜日までの午前8時30分から午後4時30分まで開設する。料金は午後2時30分までが月額1万2千円で、それ以降は延長料金になる。6月ごろから給食を始める予定。

 昭和幼稚園の芦田園長は「幼稚園に2歳児が通園してくることが初めてなので、在園児たちも興味津々のようです。2歳の子どもたちが慣れてくれば、全学年で遊んだりして交流を広めていきたい」と話していた。

 事業は今年度から3年間限定。市子ども政策室は「保留児童の早急な解消をめざしての取り組みで、継続するか否かは将来的な状況を見極めながら判断することになります。まずは年度途中の希望者があればしっかりと対応したい」としている。

 

写真(クリックで拡大)=昭和幼稚園で始まった2歳児預かり事業

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