子どもたちが防災への関心をもてるように…園児が「防災カルタ」で楽しみながら知識学ぶ
2025年01月18日 のニュース
京都府福知山市駅南町の福知山聖マリア幼稚園(矢田谷安子園長)の5歳児クラスの50人が16日、地震や火災などの災害時に役立つ知識が学べる「防災カルタ」を使ったカルタ遊びをした。カルタを作った市消防団ファイヤーガード隊(足立和子部長、5人)が園を訪れ、園児たちに防災の大切さを伝えた。
カルタは「子どもたちの防災への関心を高めよう」と、1年以上の制作期間をかけて昨年完成させた。札は全て手作りで全部で46枚。「ちょっとした お菓子も役立つ 非常食」や「靴を履け 裸足は危険 けがするよ」など、災害時に役立つ事柄を、分かりやすい読み札と絵札で伝える。
昨年6月から同隊が市内の園の訪問を始め、今回で2回目となった。
園児たちは4グループに分かれてカルタを体験。読み札が読まれると一生懸命に札を探し、見つけるとうれしそうに手を伸ばしていた。
参加した女児は「知らなかったことがたくさんあったけど、きょう知ったことを家族にも教えてあげたいです」と話していた。
足立部長は「今年は、阪神淡路大震災が起きてから30年の節目を迎えることもあり、何か一つでも子どもたちの頭に残り、今後の防災への意識を高めてもらえたらうれしい」と期待を込めた。
写真(クリックで拡大)=絵札を探す園児たち