大型連休中に2万3千人 お城や動物園の入館者

2023年05月09日 のニュース

 京都府福知山市は、主な市立施設の大型連休中(4月29日~5月7日)の入場・入館者数をまとめた。今年は後半の降雨などが影響し、終始好天だった昨年に比べ、屋外の施設は減少傾向だった。それでも延べ2万3418人(前年同期比2837人減)が訪れた。

 新型コロナウイルス流行以前の2019年は、明智光秀を主人公にしたNHK大河ドラマに向けた先取り観光などもあり、延べ4万4907人が来訪。これに比べると2万人以上少ないが、緊急事態宣言下の20年、21年の大型連休からは好転し、2年連続でまちがにぎわった。

 今年の大型連休で、最も入場・入館者数が多かったのは、三段池ラビハウス動物園の7208人(同1681人減)。次いで福知山城天守閣5363人(同224人減)、児童科学館3044人(同618人増)、夜久野町の農匠の郷やくの2817人(同597人減)などとなった。

 新型コロナの感染症法上の位置づけが、5類に移行される8日を直前に控えた中での大型連休。昨年10月からの水際対策の緩和もあって、市を象徴する観光施設・福知山城には、外国人観光客も多く訪れた。

 天候に恵まれた3日には、天守閣の開館に合わせ、朝からたくさんの人が来館し、フランス人男性4人組や歴史好きの親子、北近畿の観光地を巡る家族連れなどが入館し、展示物をじっくり観賞していた。

 父親と一緒に訪れた大阪府羽曳野市の小学4年生男児は「歴史やお城巡りが好きで、転用石が石垣にたくさん使われている福知山城を見たいと思い、連れてきてもらいました。とてもかっこいい城で、来てよかったです」と喜んでいた。

ほかの施設の入場・入館者数は次の通り
▽佐藤太清記念美術館275人
▽丹波生活衣館194人
▽芦田均記念館61人
▽治水記念館108人
▽日本の鬼の交流博物館946人
▽三和荘746人
▽大江山酒呑童子の里1156人
▽大江町和紙伝承館29人
▽三段池ラビハウス植物園834人
▽大呂自然休養村センター637人

 

写真(クリックで拡大)=家族連れらでにぎわう動物園(5日)

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。