昭和のテレビ40台展示 朝来ヒメハナ公園で

2023年05月04日 のニュース

 家族みんなで囲んだ「昭和のテレビ」を多数そろえた企画展「昭和の大発明」が、ヒメハナ公園ウツギの館(兵庫県朝来市山東町楽音寺)で開かれている。テレビ放送開始から70年となるのを記念して、収集家の藤原伊佐夫さん(69)が出展した。入場無料。

 朝来市和田山町在住の藤原さんは、少年時代からラジオや真空管での工作が好きで、22歳の時に古いテレビを手に入れ修理。直ったことがうれしくて、テレビに興味を持つようになった。

 京都府福知山市内の会社に勤めていた頃も含め、周囲の人から「うちにもあったよ」と古いテレビを譲ってもらうようになり、せっせと修理。自宅の一室に棚を設けて保管していくようになった。

 特に好きなのは白黒テレビ。「修理しやすいからね」と笑いつつ、いまの画一的な液晶テレビと異なり様々なデザインがあることが、お気に入りの一番の理由だと明かす。

 今回の企画展には、いまの地デジ電波を使えるように改良したテレビを並べ、昭和のテレビで令和の放送を流している。持ち込んだテレビの数は白黒、カラーを合わせ40台前後。製造年が確認できるもので最も古いのは昭和30年(1955)製で、カバーが木で出来ている。

 映しているうちに故障して修理のため持ち帰ったりするので、日によって展示品、点数が変わるのも、古いテレビ展ならでは。会場中央には昔のミシン、黒電話などを配置して昭和の居間を再現。当時を知る人には懐かしく、若い人たちも温かい気持ちになれる世界が創り出されている。

 会期は5月14日まで。時間は午前9時から午後5時までで月曜休館。

  

写真=(クリックで拡大)昭和のテレビで令和の放送を流す藤原さん

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