福祉関連20団体に「愛の寄金」143万円を分配

2023年01月31日 のニュース

 「助け合いの心で地域福祉の向上を」を合言葉に両丹日日新聞社が提唱する「愛の寄金」。2022年分のご報告をします。2022年は延べ27団体・個人から143万2514円(繰越金、利息を含む)が寄せられました。このうち143万円を、福知山市内で活動する20の社会福祉法人、団体に分配します。多くのご協力をいただき、ありがとうございます。

 愛の寄金は1978年に始め、45回目となりました。高齢者、障害者らの福祉分野の団体、施設の運営母体に分配しており、法人は運営施設数などに応じて金額を設定。前回2021年分の分配金では、新型コロナウイルス感染対策の抗原検査キットやアルコールディスペンサー、憩いのソファ、車椅子、施設で作る菓子製品用のラベルシール印刷機など、幅広く使われました。

■障害者が働く畑のトラクター修理に活用■

 厚中町で障害者の就労継続支援B型事業所を運営するNPO法人みらい学園(大槻あけみ理事長)は、利用者が野菜を作っている畑を耕すトラクターの修理費の一部に、昨年の愛の寄金の分配金4万円を充てました。

 みらい学園には20代~70代の7人が通っています。畑は兵庫県丹波市にあり、野菜や果物を栽培しています。ナス、キュウリ、カボチャ、シシトウ、ユズなど収穫物は居酒屋に卸したり、支援者が購入してくれていて、利用者にとってやりがいのある仕事になっています。

 畑は広大でトラクターで耕していますが、長年の使用で故障して使えなくなりました。昨年に修理を終えるまでの約1年半は手作業となり、小範囲を耕すので精一杯。苦労されたようです。

 今は直ったトラクターで畑を耕すことができます。これから暖かくなってきたら畝を作るなど、「本格的な野菜栽培のシーズンが始まる」と、利用者たちは張り切っています。

 大槻理事長は「トラクターは日ごろからメンテナンスをして大切に使っていますが、一度故障するとどうしても修理費がかさみます。愛の寄金を使わせてもらえて本当にありがたかったです」と謝意を表していました。

 両丹日日新聞社は、今年も「愛の寄金」運動に取り組んでまいります。みなさまのご支援、ご協力をよろしくお願い致します。

 22年分の分配は次の通り。

〇団体〇

【8万円】
 福知山市身体障害者団体連合会

【6万円】
 福知山市社会福祉協議会
 献血と骨髄バンクの和を広げる会
 中丹高次脳機能障害者と家族の会さくら
 福知山あおば会(福知山精神障害者家族会)
 市子ども発達支援相談ステーションくりのみ園
 みらい学園

〇社会福祉法人〇

【11万円】
 ふくちやま福祉会
 福知山学園
 みつみ福祉会

【9万円】
 空心福祉会

【7万円】
 成光苑
 福知山シルバー
 五十鈴会

【6万円】
 しあわせネットワーク
 竹毛希望の家
 大江福祉会
 仙人福祉事業会
 清和会みわ
 希望の丘福祉会

(2514円は次年度に繰り越し)

 

写真=直ったトラクターで畑を耕すことができた(みらい学園、昨年11月)

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