中学部活の地域移行前にプロ選手が児童に指導
2022年12月30日 のニュース
来年度から公立中学校の休日の部活動を段階的に地域や民間クラブへ移行するのを前に、一般社団法人福知山ユナイテッド(片野翔大代表理事)と京都府福知山市はこのほど、和久市町の市民体育館、福知山SECカーボンスタジアムでサッカー、バスケットボール、野球の体験入部会を開いた。市内の小学生たちが普段取り組んでいない競技にも挑戦し、部活の雰囲気を味わった。
福知山ユナイテッドは、総合型スポーツクラブの立ち上げをめざし、7月に設立された。部活動の支援活動などに取り組む計画を立てていて、スポーツの楽しみ方や自身の強みを知るきっかけにしてもらおうと、体験会を開催。移行期間の対象となる小学4年~6年の47人が参加し、福知山出身のプロスポーツ選手らが教えた。
サッカーは体育館内で行い、今安出身で、J2レノファ山口FC所属の大槻周平選手らが指導した。児童たちはボールに触れるところから始め、ドリブルやシュートなどの練習をした。
シュートの練習では、ゴール前で大槻選手からパスを受け、次々と枠の中に蹴り入れていた。チームに分かれてのゲームも体験。良いプレーを見せると、「ナイス」と声をかけてもらっていた。
普段からサッカーを習っている惇明小学校5年の児童は「初めて体験した競技もあったけど、勉強になりました。サッカーでは、ボールを受けるときの動きを教えてもらいました。きょう学んだことを生かしてJリーガーをめざし、日本代表になってワールドカップに出場したい」と話していた。
写真=Jリーガーの大槻選手(中央)にサッカーを教えてもらう児童たち