停電復旧の仕組みやシステムを紹介 関電送配電が福知山署迎え

2022年09月29日 のニュース

 京都府福知山市の関西電力送配電京都支社福知山配電営業所(後藤栄次所長)は、福知山署員を招いた施設見学会を27日に開いた。停電復旧の仕組み、システムについて説明し、災害時の相互連携の強化を図った。

 両者は日頃から、停電の情報や復旧の見込みなどの情報を共有しているが、停電復旧作業の様子を具体的に知ってもらうことで、復旧までの対応や連携が円滑になるように企画。福知山署からは警備、警務、交通、地域の各課から10人が参加した。

 福知山営業所では南丹市以北の6市3町への電気供給を担っている。

 初めに営業所の職員が、「電線が切れるなどして停電の原因になった区画を自動検出できる『配電自動化システム』を導入しています。問題が発生したエリアへの配電だけを止めて復旧にあたり、その先のエリアには、別の配電所から電気を送って影響を最小限にするなどしています」と停電時の動き、復旧作業について紹介した。

 そのあと、システムを使って停電を検出している様子も実演。緊急送電が必要な時に出動して、最大300世帯ほどの電力を賄える高圧発電機車の説明と見学もあった。

 署員からは「発電機車はこれまでどれくらい利用がありましたか」「営業所は24時間の勤務態勢になっていますか」などと質問していた。

 同署警備課の物部健依課長は「説明を聞き、停電時に影響を受ける信号機の範囲予測、復旧にかかる時間の見通しなどが持ちやすくなりました。今後の業務に役立てたい」と話していた。

 

写真=停電を検出するシステムの様子を見学する署員(画像の一部を加工しています)

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