カヌーいりませんか? 京丹後市が旧施設の9艇を売却、最低価格は6500円
2021年10月24日 のニュース

京都府京丹後市が、市内の公共施設で使われていたカヌー9艇を売却することにした。いつ製造されたものかなどは分からないが、保存状態は良く、最低売却価格は6500円。希望者には木製の中古パドルを4本まで無料で付ける。「ぜひ有効に」と呼びかけている。
かつて市内久美浜町湊宮に大阪府立久美浜臨海学校があり、2001年に旧久美浜町が大阪府から土地や施設を引き継いだ。建物は多くが解体され、土地の一部は民間の介護老人施設などとして活用されているが、未利用で残っていた宿泊棟が、今年8月の台風で屋根に被害を受け、解体の話が出て来た。
宿泊棟に保管されていたのが、カヌー。施設と一緒に引き継いでから、ほぼ使われずに来た。宿泊棟解体となれば保管場所が無くなる。市役所内で利用を希望する部署を探したが無かったため、広く一般公募することにした。
製造年などは分からないが、アメリカの代表的メーカー「オールドタウン」社製らしい。長さ510センチ、幅90センチ、深さ35センチで座面が2席ある。
11月5日まで参加を受け付ける。11月10日から16日までが見積もり提出期間で、購入単価が高い人から、同額の場合は購入艇数の多い人から順に購入していく。現物の確認会は10月26日と11月2日の正午から、現地で。問い合わせは京丹後市総務部財産活用課、電話0772(69)0080。
京丹後市では未利用の物品の売り払いをしていて、近年では一昨年度に自動二輪(スーパーカブ)、昨年度にリクライニングチェアの売却をしている。
写真=売却するカヤック