長寿のまち京丹後の新名産に キクラゲ栽培
2023年03月04日 のニュース
道の駅丹後王国「食のみやこ」(京都府京丹後市弥栄町鳥取)で、新たなブランド農産品としてキクラゲが栽培されている。「京丹後きくらげ」の名で、近く出荷が始まる。
手がけているのは道の駅内の地域商社・丹後王国ブルワリー。道の駅近くにある関連施設の丹後王国フルーツガーデン敷地内に、コンテナハウスで生産体制を整えた。
IT技術を活用した栽培をしている日本きくらげ社、温度管理などの遠隔操作にノウハウを持つ西松建設の協力を得て、1月中旬から生産を開始。菌床栽培で、完全人工照明にすることで通年栽培を可能にした。当初は年間約3トンを生産していくが、コンテナハウスを増設して年間約10トン規模にまで拡大する計画。
■食物繊維豊富でビタミンDも
キクラゲは小気味よい食感で中華料理の食材として喜ばれるほか、食物繊維やカルシウムの吸収を促進するビタミンDが豊富なことでも人気。ご長寿のまち京丹後ならではの食材として、販路を開拓していく考え。
初出荷は今月20日ごろを予定していて、道の駅内のレストランで使うほか、各地の飲食店に販売。「病院や学校給食にも使ってもらいたい」としている。
写真=コンテナハウスの中でのキクラゲ栽培