白黒テレビやローラー式の洗濯機など 昭和の家電や道具ずらり「三和レトロ展」

2023年03月03日 のニュース

 京都府福知山市三和町菟原下の菟原児童館2階図書室で、「三和・昭和レトロ展」(三和レトロの会主催)が開かれている。白黒テレビや羽釜、黒電話、昔の洗濯機など、大正時代から昭和30~40年代に使われた家電や道具がずらり。若者や子どもたちは新鮮さを感じ、当時を知る世代は昔の思い出を懐かしみながらじっくりと見ている。7日まで(5、6両日は休み)。時間は午後1時~4時。

 同展は、同会代表の西岡隆さんと副代表の吉田武彦さんが、1月に丹波市市島町の駄菓子屋で開催された昭和レトロ展に触発されて企画。三和の細見、菟原、川合地域で開くことにした。

 展示しているのは、吉田さんが近所の人や知り合いから譲り受けたもので、主に昭和時代に使われた家具や家電、食器、調理器具、雑貨など。地元の小中一貫教育校・三和学園の地域講師を務める吉田さんが、「子どもたちに昔の道具に触れてほしい」との思いで、1年半ほど前から収集している。

 今回は市内にある中村ラジオ研究所から白黒テレビとローラー式の洗濯機を借りていて、テレビでは昔のNHK番組「ジェスチャー」をビデオで流している。

 また、西岡さんのレコードや映画のパンフレットなども。美空ひばりさんの「真赤な太陽」、都はるみさんの「涙の連絡船」など50年以上前のレコードやフランスの名作映画「禁じられた遊び」のポスター、昔の少年漫画雑誌などが並んでいる。

 2月には千束の三和会館で催しており、そのときに訪れた松下曄子さん(78)=萩原=は「子どもの頃に洗濯機のハンドルを回して絞っていたのを思い出します。懐かしいですね」と話していた。

 菟原児童館の開催終了後、旧川合小学校(上川合)で11、12両日午前10時~午後4時に同様の展示をする。

 問い合わせは吉田さん、携帯電話090・6911・7598まで。

写真=昔の道具などが並ぶ

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