地域に溶け込んだ駐在さん夫婦に「ありがとう」 新天地での活躍願って住民ら見送る

2021年03月28日 のニュース

 京都府福知山市夜久野町門垣、福知山署上夜久野駐在所前に26日、住民たちが集まり、転任で新天地に向かう大志万勝久警部補(37)、里香さん(44)夫婦を見送った。過疎高齢化が深刻な管轄地域のパトロールを続け、非番の日はイベント参加や預かり犬の世話、子どもへの野球指導など熱心に取り組み、地域に溶け込んだ人気の駐在さんだった。

 大志万警部補は綾部市出身。2006年春に警察官となり、京都市内の警察署や機動隊などに勤務後、2016年春に上夜久野へ配属された。防犯や安否確認などのパトロールに力を入れるだけでなく、近隣の3つの住民グループに夫婦で入会し、職務を越えた取り組みで地域との絆を築いた。

 グループ活動では和太鼓演奏や田んぼアート、登山などに汗を流し、道の駅での桜花祭などイベントのスタッフも務めた。自ら和太鼓と笛を購入し、防犯・交通安全教室や秋祭りで夫婦太鼓を披露。預かり犬と一緒に、通園、通学時間帯に不審者や交通安全に目を光らせたこともある。駐在所前に1千回描いた黒板アートも好評だった。

 希望で2年間延長し、5年間の駐在所勤務を終えた大志万さんは「みなさんに支えていただき、地域の安全を守ることができた。本当に感謝しています」と振り返った。

 駐在所前での見送りには子どもから大人まで大勢が集まり、「ありがとう! 大志万さん!」と書いた横断幕を掲げ、有志代表が2人に花束や手作りのレイを贈り、新天地での活躍を期待した。住民たちはゆっくりと走り出す車に「ありがとう」と声を掛けていた。

 田んぼアートなどを通じて地域を元気にしている居母山クラブで一緒に活動した衣川秀正さん(70)=西垣=は「住民の信望が厚い、とても真面目で活発な駐在さんだった。地域に残留を願う声は多いが、2度の延長は難しいと思い、静かに見送ることにしました」と話した。
 
 
写真=地域住民から花束を受ける大志万警部補。右は妻の里香さん

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